在留外国人=ビザを持って日本で生活する人はどれだけいるのか?
在留外国人総数の推移
在留外国人といっても、旅行者などの短期滞在の人を含めてみること普通はありません。
3ヶ月以下の在留期間、「短期滞在」さらに「外交」「公用」ビザを除いたビザでの日本で生活する外国人を「中長期在留外国人」といいます。
「中長期在留外国人」の総数に特別永住者の総数を加えたものを「在留外国人総数」とした統計が法務省のサイトに掲載されています。
これを日本の総人口と比較したものが以下の表です。
平成26年12月末 | 平成27年12月末 | 平成28年12月末 | 平成29年12月末 | 平成30年12月末 | 4年間の増減率 | |
中長期在留者合計 | 1,791,423人 | 1,920,738人 | 2,090,911人 | 2,375,606人 | 2,723,633人 | 32.61% |
特別在留者数 | 358,409人 | 348,626人 | 338,950人 | 329,822人 | 321,416人 | △8.99% |
在留外国人総数 | 2,149,832人 | 2,269,364人 | 2,429,861人 | 2,626,624人 | 2,794,049人 | 25.67% |
対総人口比 | 1.69% | 1.79% | 1.91% | 2.07% | 2.21% | - |
日本国総人口 | 127,237千人 | 127,095千人 | 126,933千人 | 126,706千人 | 126,443千人 | △0.62% |
この数字が国際的に比較して多いのか少ないのかをここで論じるるつもりはありません。それには各国の政治・経済・文化・民族構成などの総合的な分析を要するでしょう。
「Global Note」という統計サイトでは、日本の「移民人口」は、2019年の数値として2,498,881人とされ、231ヶ国中26位、「移民人口比率」は、231ヶ国中169位とされます。
この「移民人口」は、上の表の「中長期在留者」に近いもので、およそ、「中長期在留者」=移民と見ていると推定されます。
単純に統計比較では、日本の「中長期在留者」の絶対数は少なくないが、人口全体では多いはないと言えます。
但し、「中長期在留者」の数は、4年間で32%以上と年率7.2%以上と急速に増加しているということはできるでしょう。
どのビザの外国人が多いのか
現在日本で許可されるビザの種類は約30種類あります。
実際にビザの許可を受けている人々の数は、ビザの種類ごとに大きく異なります。
ビザの種類は、大きく分けて、仕事などの日本での活動を許可されたkとに基づく「活動ビザ」と身分・地位に基づく「居住」ビザに分けられます。
「活動ビザ」は有償の仕事が許された「就労ビザ」とそうではない「不就労ビザ」に分けることができます。
一番数が多く、約20種類ある「就労ビザ」において、許可を受けた人数は、「技術・人文知識・国際業務」ビザと「技能実習」ビザが最も多く、両者で「就労ビザ」全体の7割以上を占めています。
「不就労ビザ」では、「留学」ビザと「家族滞在」ビザが殆どです。
「居住ビザ」では、「永住者」ビザが過半を占めており、「永住者」ビザの許可を受けた人の数は、「中長期在留者」で最も多いものとなってます。
以下は最近4年間の推移を示すものです。
平成26年12月末 | 平成27年12月末 | 平成28年12月末 | 平成29年12月末 | 平成30年12月末 | 4年間の増減率 | |
「就労ビザ」合計 | 409,871人 | 467,872人 | 546,915人 | 645,145人 | 741,996人 | 81.03% |
(うち技術・人文知識・国際業務」ビザ) | (122,798人) | (137,706人) | (161,124人) | (189,273人) | (225,724人) | (83.82%) |
(うち「技能実習」ビザ) | (167,626人) | (192,655人) | (228,588人) | (274,233人) | (328,360人) | (95.89 %) |
(「技人国・技能実習」ビザ/就労ビザ合計) | (70.86%) | (70.61%) | (71.26%) | (71.85%) | (74.67%) | - |
「不就労ビザ」合計 | 344,558人 | 384,371人 | 430,717人 | 482,385人 | 523,720人 | 55.00% |
(うち「留学」ビザ) | (214,525人) | (246,679人) | (277,331人) | (311,505人) | (337,000人) | (57.09%) |
(うち「家族滞在」ビザ) | (125,992人) | (133,589人) | (149,303人) | (166,561人) | (182,452人) | (44.81 %) |
(「留学・家族滞在」ビザ/不就労ビザ合計) | (98.83%) | (98.93%) | (99.05%) | (99.10%) | (99.19) | - |
「活動ビザ」合計(就労ビザ+不就労ビザ) | 754,429人 | 852,243人 | 977,632人 | 1,127,530人 | 1,265,716人 | 67.77% |
「居住ビザ」合計 | 1,008,993人 | 1,031,320人 | 1,066,240人 | 1,104,496人 | 1,143,961人 | 11.40% |
(うち「永住者」ビザ) | (677,019人) | (700,500人) | (727,111人) | (749,191人) | (771,568人) | (12.13%) |
(永住者」ビザ/居住ビザ合計) | (57.31%) | (58.35%) | (58.80%) | (58.53%) | (58.26%) | - |
中長期在留者合計 | 1,791423人 | 1,920,738人 | 2,090,911人 | 2,375,606人 | 2,723,633人 | 32.61% |
許可者が急増しているビザは?
この4年間で、許可者を50%以上増加させたビザは次の6種類です。
- 「経営・管理」・・・増加率:69.06%、平成30年12月末在留者数:25,670人
- 「医療」・・・増加率:178.56%、平成30年12月末在留者数:1,936人
- 「技術・人文知識・国際業務」・・・増加率:83.82%、平成30年12月末在留者数:225,724人
- 「技能実習」・・・増加率:95.89%、平成30年12月末在留者数:328,360人
- 「特定活動」・・・増加率:124.83%、平成30年12月末在留者数:62,956人
- 「留学」・・・増加率:57.09%、平成30年12月末在留者数:337,000人
この4年の間に申請された「高度専門職」も平成27年末から平成30年末の3年間で、その人数を急速に増やしており、平成30年末で11,061人となっています。
これらのうち、「特定活動」ビザについては、法務大臣が個別に指定する活動が許可されるビザで、具体的な活動について様々なものを含むものです。
難民申請した外国人に、在留が認められる場合も、この「特定活動」ビザが許可されます。
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